NCチーム紹介!
はじめまして。檜垣造船波方事業所でNCを担当している藤本です。
今回は波方工場NCチームを紹介したいと思います。
この仕事をしていて困惑してしまうことが良くあります。なぜなら、よく他職種の方に「NCは楽で良いよね。ボタンを押してコーヒーでも飲んでいたら後は機械が勝手に鉄板を切ってくれるんでしょ?」などと言われるからです。もちろんそんなことはありません。私も10年以上この仕事をしていますが、難しい仕事の際には緊張感を覚えますし、きちんと鉄板を切断できているかどうかハラハラして仕方がない時もあります。他の職種と同様に突き詰めていけば奥が深く、極めるには時間がかかる難しくも面白い仕事なのです。
私たちが使っているNC旋盤はコンピュータによる数値制御で鉄板の切断加工を自動化したものです。設計から送られてくるデータをNCに読み込ませ、加工すべき鉄板のサイズや厚みの確認をした上で稼働領域の座標をセットして切断していきます。必要であればマーキング作業も行います。
NCで仕事をする醍醐味の一つとして、その仕事の細部にこだわることで出来栄えが良くなるということがダイレクトに実感できるということがあります。確かにNC旋盤のスタートボタンを押すだけで切断自体は始まるのですが、その切断状況を確認しながら、もしうまくいっていなければ改善させる手を打っていかなければなりません。適切に切断できているか状況把握しながら管理するのが私たちの仕事です。
私たちNCチームのメンバーはお酒が大好きな人やサーフィンをする人、釣りのことばかり考えている人など(笑)個性的な方が多いのですが、それぞれが自分の役割を分かっていて、業務をしっかりこなしてくれる頼もしさがあります。一人ひとりの力はそれほど大きくなくてもチームとしてまとまれる。これが私たちの強みであり日々の仕事を進める原動力となって元請会社様のニーズに応えるべく優れた品質を提供しております!
NCチームのメンバー!(みんな緊張して固まってます!笑笑)
高精度のものづくりに欠かせないレーザー切断機。船殻部材の切断を行っており、レーザーの特性である切断時の入熱が少なく、切幅が0.7mm程度と狭いため部材の変形が少なく、更に直角度が保持できるので、従来のプラズマ切断と比較し格段に切断精度が良くなっています。
精度向上のために欠かせない日々のメンテナンス。メーカーメンテナンスもNCチームの卓越した技術者が行っています!(^^)