近況報告。
波方事業所担当の藤本です。
今年もよろしくお願いいたします。
昨年12月中旬にコロナウイルスに感染しました。昨年夏に事業所で数名コロナ感染者が出たときに私は感染しなかったので、基本的な感染対策をしていれば自分は感染しないと甘い観測していました。しかし、家庭内感染はなかなか防ぎがたく、私も感染するに至りました。
38.6℃の熱が出て、感染初期はのどが痛いとか咳が出る症状はなかったのですが、だんだんとのどが痛くなり、咳が出ました。感染後1週間経って病院に行くと、まだコロナ陽性で軽い肺炎の状があるということで肺炎を抑える薬をもらいました。その後小康状態になり、朝は熱も37.3℃くらいでそろそろ回復するのかなと淡い期待を抱きましたが夜になると38℃台の熱が連日続き、夜も寝られない日が続いて衰弱していきました。私は2年前に臓器移植を受けていて免疫抑制剤を服用しているので免疫を抑えている分、治りが悪いのかなと不安になりました。
1月3日に病院に行き検査をするとまだコロナ陽性でした。酸素飽和度は95パーセントあり安心しました。コロナウイルスに感染すると人によっては体の中で炎症反応が続き、それが発熱の原因となるそうで自力で回復しない人は入院して治す必要があると言われました。ただ、担当医がつらいけれどしっかり水分をとり、頑張って食事をとるようにアドバイスをくれました。私もコロナウイルスについていろいろ調べました。コロナウイルスに感染すると腸内環境が悪くなって悪玉菌がはびこり、それが原因となってコロナ感染で起こる体内の炎症反応を増幅させるという記事を見て、ああ、これはしっかりご飯を食べようと決意して、湯豆腐や野菜たっぷりのおじや、納豆など体に良さそうなものを2,3日食べ続けると徐々に体の調子は良くなりました。相変わらず夜中になると熱が出ていましたが、その熱も以前に比べるとそれほど高くなくなりました。結局、正月明けの仕事も出ることができず、職場のみなさんに仕事を任せっきりで申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、1月9日になんとか職場復帰できました。職場のみなさん、本当にありがとうございました。
今回コロナウイルスに初めて感染しました。年明けには40.6℃の熱も出て持病があるので命の危機もそれなりに感じました。インフルエンザは高熱が2~3日出て後は何も症状は残らないといった感じですが、コロナウイルスは人によって様々な後遺症が残り、中には仕事が続けられない人もいるそうです。私は感染によって嗅覚、味覚は失いませんでしたが、体内で炎症反応が続き、熱がなかなか収まりませんでした。それと少し肺炎になり咳が出てつらかったです。その他に変わったことといえば髪の毛に触れるとものすごく痛く感じました。熱が下がって落ち着いてから何日か、いつもはかかない寝汗をかきましたがあれでウイルスが抜けていったかなという印象を持ちました。
2年前に臓器移植手術で入院していた病院では移植後すぐに自分で立って活動するように言われスパルタだなと思いましたが、今回コロナウイルスに感染して20日余りも寝込んでいて思ったことは、人間は寝込んでいても体は回復していかないものだなとつくづく思いました。高熱が出ているときは無理としても、動けるときには体を動かしてみる。私も自分で食事を作ったり、家事をしたりしているうちに人間らしさを取り戻し、体調を取り戻し、自分を取り戻しました。仕事復帰して2週間近くになりますが、まだ息がしづらいと思う部分もありますが、いつもの日常を取り戻せて本当にありがたく思います。いつもの日常をいつもどおりに過ごせる、これは本当に幸せなことです。